「ジャズが神戸ブランドに貢献すればいいんですが」
年明け早々にジャズコンサート「フラワーロードにぎわいフェスタ」が開かれ、ごきげんなジャズが聴けました。アンケートには、嬉しいコメントが。「正月からジャズが聴けるなんて、さすが神戸です。」
ジャズが「神戸」と「ジャズ」が結びついているなら、こんな嬉しいことはありません。「神戸ブランド」に貢献しているかな。
「ブランド」とは、もともと英語の「BRANDING」から来ていて、カウボーイ映画に出てきますが、自分の牛と他人の牛とを区別するために焼印を押すこと。昔なら、単に所有権を表す印のことなのでしょうが、今なら、イメージと言った方が良いのかも。「神戸」と言われたときに思い浮かぶのは、山と海の景色であったり、六甲山という場所であったり、神戸ビーフやスィーツであったり、そんなものが混じりあってブランドが出来上がると思いますが、ジャズもその仲間入りをしてきているように感じています。
ブランドに寄与するイメージは、一朝一夕にはできませんよね。日本で初めてプロのミュージシャンによりジャズが演奏された街、というだけではなく、春には、ジャズの街推進協議会が主催する「KOBE JAZZ DAY」、夏休みに開かれる中学生、高校生の「スチューデントジャズフェスティバル」、秋には「神戸ジャズストリート」と季節を感じながら楽しめる神戸のジャズ。長年、エンジンとなって引っ張ってきた人たちのお陰で長年続いています。そして、数多くあるジャズクラブ、神戸を中心とする兵庫県内から巣立った多くのミュージシャンたち。こうして、「神戸マラソン」でジャズが演奏されたり、「兵庫県政150周年」のイベントでジャズのプログラムがあったりして神戸とジャズの結びつきが、強くなっています。
しばらく前の映画ですが「ふたたび」は、神戸のジャズクラブが舞台でした。NHKの朝のテレビ小説で「べっぴんさん」、そしてNHKの土曜テレビドラマ「心の傷をいやすということ」。それぞれに神戸のジャズが絡む動機は色々でしょうが、こうして取り上げられ、さらに神戸とジャズの結びつきが強くなっているようです。まさに、相乗効果。
こうしてジャズを楽しむ人が、神戸を訪れる人が増えればいいな、と思っています。では、どのタイミングに神戸に行こうかな。
その目安になるようにと、このサイトの「イベント情報」で年間スケジュールをアップしていて、一年間のうち、終わったものも残しています。「このイベントは、終わったのか、残念。次回こそは行ってみよう。」ということになりませんかね。
(ジャズの街・神戸推進協議会メンバー 安田英俊)